近所でアメリカVSガーナの試合を見ていたら、延長の末、負けてしまう(USAコールをバーで聞くのも新鮮)。やりきれないので、そのまま近所のEast Riverから出港のニューハンプシャー出身のThe Queersのライブを見る為、Rocks Off Boat(7/2はMr.Scruff、Bonoboも7/7にDj LiveをやるようにElectronica, Underground Hip Hop系もクルージングでライブ)に搭乗。チケットを売ってた推定体重120kgを超えるアメリカ人に日本語で話しかけられ、ビビる。彼の奥さんが日本人なんだということで、パンク好きなアメリカ人は日本人と結構上手くやれもんなだと思う。当日チケットのお釣りを搭乗口で待っていると、既にアメリカ敗退で涙が枯れ、飲み過ぎで顔面真っ赤の三人組(そのうちの一人はCISCO系のITネッワーク、もう一人は図書館!!で働くようにみんな真面目に働いてます)にからまれ、ビールを奢ってもらい、ともに咆哮。前回乗ったRocks Off BoatではWeakerthans&Ruceroであったため、かなり大きな船だったが、今回は船(150-200人)が小さすぎて、すごい揺れる。あまり飲んではいないビールでも船の揺れでライブ始まる前から気持ちが悪い。
船のハードな揺れで自分たちの意志とは勝手に、自動でモッシュが始まる。Post Rock, JazzやWordless Musicシリーズのエレクトニカなどのライブもよいけど、この手の王道ラモーンズスタイルの観客が最高。みんなオープンマインドで何故かすぐに、みんな友達になる。Queersの客には似つかない体のごついバイカーみたいな客が他の客の暴れを押さえるため、曲と船の揺れに乗りながらJoe Kingを守るべく、一人両手を広げ奮闘(船の揺れかつモッシュでJoe Kingにツッコンでしまうので)。Queersも28年間も色気もださずに同じ音楽してるのとフォロワーもすごい。船による優雅なNYクルージングかと錯誤したのか、PunX船号に間違えて乗ってきたのかと思われる60後半の夫婦も。孫と一緒に乗船して、演奏バンドの後ろの階段から頭をピコピコ上下に動かしてるじいさん。それに合わせて孫の女の子が頭をピチャピシャ叩いている姿が幸せすぎる。セットリストはTeenage Bonehead, Punk Rock Girlsなど、ほぼおなじみの初期から中期の代表曲から。7年ぐらい新しいアルバムをかってはいないが、大体聞いている曲。グラマナーな女の子が腰をくねらせてるし、客がこければ、みんなで引っ張りあげ、船の揺れのなかでダイブするひとを持ち上げる。岸に近づいた二回目のアンコールはラモーンズのRockway Beachをカバー。コロンビアから移民して8年の友達のカルロスや他の客がマイクを奪って歌っていた。悲しいかな、曲は知っているけど、私は歌えない…だが、やはりライブは客が支えているのが大きいなあと思う。船上でライブ、かつ自由の女神まで見れて$20(約1,800円)。船に乗っている人はみんな楽しむ。みんな他者に敬意を払う。素晴らしいシチュエーション、音楽、そして人々。東京ではこういうシーンはないのだろうなと感じると少し悲しい。デジカメを無くしたが、心のそこから良いと絶叫できるライブだった。対バンのカリフォルニア、サクラメント出身のKepi GhoulieもR&R、ラモーンズスタイルで素晴らしかった。