Wordless MusicシリーズにTerry Reily登場。ミニマリズムの第一人者として名高く、In Cという曲はSteve Rich, Pauline Oliverosが演奏をする。クラッシック音楽の伝統から音の要素を繋ぎ合わせて全体を作るという手法に即興性を加味して曲を構成するようになる。ロックバンドのThe Whoにも影響を与えていたこともあってこの日のWordless Musicを楽しみしていたのだが、期待はずれに終わる。Bang on a Can All Starsによる曲の演奏に73歳のライリー自らの朗読をのせる展開は聞いていても何も響かなかった。結局、音楽はどんなに緻密な構成に基づいて理論によって裏打ちされているよりも、感情に直に響かないとやはり興味をもてないものだ。観衆にはヒッピーのおじいさんから坂本龍一まで多岐に渡っていたのはさすがはNY。音大を出た友達が坂本さんに話しかけたらしいが、何を喋って良いのやら途方にくれたらしい。そりゃそうだ。