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Oh Runny Runny…

を捨て、帳が降りた夜には街に出よう。とある居酒屋にて、会社派遣でNYに滞在していた先輩が帰国する際の送別会で、別の会社でNYに派遣されている先輩が休みをぬって妻子供を伴って訪れた。二歳になるその子は二歳とはまるきり見えないぐらいに喋り、親元でくつろいでいる。半年ぶりに会ったというものの、パパは嫌いだというその子はママが好きだと母親にしがみついて離れない。今昨今の教育論で机上で議論を繰り広げるが、我らが親世代がしっかりしてないことに自覚させられる。昔は都心でも地域的な共同体が共働きの世代の子供を色々と面倒を見てきたのではなかろうか?色々と家の近所で両親が働いている間に預けられた記憶がある。全く嫌な思いは無かった。保育所にも7時ぐらいまで預けられたいたけれども、その時間まで保育所を開けていてくれ、面倒を見てくれていた保育士さんに感謝を言いたい。その時刻にはあまりにもお腹が空いて糊を口にしていた記憶もあるのだが。そのような記憶を思い起こせてくれたのも夜の街での出来事。夜では無くても良いのだけれども、リラックスするときはどうしても街に帳が降りた夜の人との出会いによって喚起されることが多い。

家まで岐路の最後にRunnyと呼ばれる犬にまとわりつかれしばし、飼い主と談笑。この子はルニーっていうんだけど、昨日右足を骨折したばかりなの。明日は手術なのよ。だからあんまり飛んだり跳ねたりするなってお医者様から言われているの。その際から僕の足にじゃれつき股の間から顔をだしたり、忙しない。しまいには、折れたばかりの足を痛め、キュイーンと泣く始末。その後もOhh, Runny, Runnyと哀願の嘆でこれ以上動いてくれるなと飼い主が悲鳴をあげる中、僕と、飼い主を交互にじゃれながら折った足をホップさせて散歩するルニーはエンパイヤーステートのネオンの光が帳に消えた僕たちの行路を照らし出していた。なんとも深夜にうきうきさせるではないか。飼い主も可愛いかったのももちろんなのだが。今日も何件となく外で梯子したが、家に籠るより夜には外に出ていろいろと経験ではなく、体験するとものに対する見方も変わってくるのだと認識した次第。


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