Collision du ryhthme Wordpress web designCollision du ryhthme Weblog

Collisiondurythme rss

Search

Navigation


collision du ryhthme wordpress

50’s Zildjian Old A hi hats

ZIldjian A 50's Stampイスタンブールで1623年に創始され、ワーグナー、ベルリオーズ、ベートベンのクラッシックから、ビートルズ、現代のJazz Drummerのブライアン・ブレードなどと現代の音楽の経歴と歩みを共にするシンバルの原点がジルジャン。歴史の変遷の中で1920年代にアメリカへと移住したジルジャン一族が製造したブランド・ラインのひとつがAvedis Zildjian。このAジルジャンのスタンプの変遷が嘆かわしい。使われているスタンプの種類が時代毎においても、複数あり、一体自分が持っているジルジャンがどの時代なのか判断することが難渋。ホーローロゴ、ラージロゴ、ドット三点あるなし、幅、高さ等々。50年代でもドットがないものがあれば、70年代にもドットがないものがある。溝やレイジングの加工から判断することは素人には困難だ。一体、自分が持っているのがいつの時代なのか気になり、夜もおちおち眠れない。そこで困った時に頼りになるのが、海外フォーラムのVintage Drum ForumCymbalholic。Zildjianのスタンプがどの時代に該当するのか、様々な示唆をくれる。
50's Zildjian Old A hi hats
Ebayで格安$86(7,310円)で購入したZildjian A Hi Hatsもいつの年代のものなのか定かではない。1940年代のSlingerlandのセットについていたから多分、1950年代のNew Beatかな?という答えで、以前の所有者もいつの年代、およびラインを把握していない。自分の所有するスタンプと類似、及び重さも似たようなハイハットがVintage Drum Forumにて「50’s or 70’s Zildjian Stamp」のスレットにでていたが、これだけでは、確証できない。先ず、そもそもZildjian A New Beatがいつの時代から始まったのかを調べたら、Topがミディアム、BottomがHevyという組み合わせで、60年代初頭に製造開始されたようだ。このZildjian New Beatの議論はDrummerworldでも取り上げられていた。New Beatが製造される60年代以前は全てのZildjianのハイハットのTopはThin、BottomはMediumという組み合わせであったようだ。ナショナルジャズワークショップで、Steve Fidyk’sのリサーチ、”History of the Drum set“による。

The Avedis Zildjian Company manufactured the New Beat Hi Hat pair in the early 60’s consisting of a heavy bottom cymbal and a medium top. Hi hat cymbals up into that time were all made with a medium bottom and a thin top cymbal.

というわけで、私が持っているものはNew Beatではなく、Avedis Hi Hatsという可能性もあることを確認。重さはTop620g、Bottom750g。TopとBottomの重さがそれぞれThinとMedium。Medium、Heavyという組み合わせが一般的なものとなったのはQuick Beat、New Beat以降という話だから、所有しているハイハットは60年代以前のOld A Zildjianの可能性が高い。よく見てみると、バラバラに買ったものを組み合わせた可能性があるように、Zildjian Stampの刻印も上下で異なっている。スタンプの刻印をさらに調べてると、OLD-A-ZILDJIAN の刻印集で紹介されているものと手持ちのスタンプがどんぴしゃり。
Zildjian A Trans Stamp
ZIldjian Old A 50's Stamp

39年から55年まで使用された小さめな刻印「ZILDJIANのZとCOの文字が深くスタンプ」&三点ドット無し、ということで、Bottom側はこの時代。通称、Trans Stamp。Topは上記のサイト、⑤で紹介されているものに該当するように思われる。40年代から60年代にかけてのスタンプは叩き込まれたものらしく、現行のジルジャンは削られているスタンプされている。Topのハイハットもスタンプの刻印はBottomと比べて、薄いが叩き込まれたもので、裏側においても一見して、刻印のあとがにじみ出ているのが分かる。ということでTopは50年代前後のもの。特徴はTop,Bottomともに、かなりフラット、穴&カップが小さい。1929年から70年代のOld A Zildjianのスタンプを追ったA. Zildjian Cymbal Stamp Timelineをも参照。以上から、Bottomは40年から50年代、Topは40年代から60年代にかけて製造されたZildjian Old A hi hatsということになる。とりあえず、40’sのスリンガーランドのセットについてたという話から、40年代の可能性もあるが、50年代のものと思い込もう(40年代のものは500g台とさらに軽く、上下でも重さはさほど変わらない)。

肝心な音は軽く、枯れて掠れている。以前、シンバルが揃うまで、Indigo Jam Unitのドラムの方にシンバルをお借りさせて頂いてたときのOld Aハイハットとはまた違う。重量が軽いためか音が軽いのと音量が小さい。ハードヒットするとクラックしそうな薄さ。別の音を試すべく、K light Hihatとも組み合わせたら良い音だ。TopにOld A Bottom、BottomにK light Topを組み合わせると、音量が増え、枯れた音と、チックがシャープに切れる。ただやはり、周りのライドやクラッシュも年代ものか、50’s Old Aに見合ったThinで枯れた音ではないと全く音色の音程が合わないように思われる。試しに70’s A Medium Rideで試しても音色が合わない。ただ、約60年前の音色ということで、好きな人には求められる一つの音色なのだろうなと思う。

地理学者にして、建築・都市論、現代思想に影響を及ぼすイーフー・トゥアンは古いファニチュアーや建物といったものは時間の経過によって特別な意味が与えられ、保存されるべきものであると”Space and Time”の中で語っている(cf.p.193.)。つまり、「アンティーク」、あるいはビンテージという概念はモダン=現代的なものである。この言葉をチェリー・ピッキングして、古書、ファニチュアー、楽器、スクーター類のビンテージものを瑰集することにもはや、ためらいはない。


Leave a Reply